男が部屋に足を踏み入れる。女の住む部屋
末期的空間。落ちかけの果実のような雰囲気
ピアノが鳴る。内面に渦巻く虚構がその産声を上げる
男は女の衣類を身につけ、「女」という虚構に身をやつしていく
電話が鳴る
―――どこにでもある「女」の、最後の恋の物語
出演/佐藤大樹
ピアノ演奏/中谷路子
原作/J.コクトー 『声』
脚色・演出/村野玲子
協力/PIC 、早稲田大学劇団木霊
共催/NPO法人 くにたち富士見台人間環境キーステーション
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内奥を暴く存在としての「女形」。
虚構が暴かれ、仮面が剥ぎ取られ、恐れていた生身の姿を白日のもとに曝される女。
むき出しになる真実の姿。
そこには愛に生きようとあがく叫びがあり、それが叶うよう祈るしかない絶望がある。
年齢を重ねても時代を経ても変わることはない。
この、言わば人としてのありようを、「女形」という虚構を通じて描く。
「女形」は男でも女でもない。ただ人である。
内面を描くための抽象的存在、言わば虚構である。
男が女を演じることにより見出されるものは、セクシュアリティにとどまらず、
人間存在の原点となる。
内奥を時空間に表現するものとしてのピアノ。
電話の向こうの声とピアノの音は、男の演ずる女にだけ響く内からの声。
言わば他者と共有されることのない物語である。
内奥の現出としての空間。
その中に来場者は迷い込む。
唯一の外界とのつながりは、電話だけ。海底に沈む人の、たった一つの命綱である。
ある個人の体験を、他者と、どこまで広く、深く共有することができるのか。
#11の試みは、人が人であるために必要なことを問い直す。
村野玲子


日程
2007年3月18日(日)
16:30 ・ 19:00 [計2ステージ]
受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前となっております。
料金
・一般前売3500円
・学生前売3300円[要予約・学生証提示]
・当日4000円(全席自由)
お席に限りがございますので、お早めにご予約下さい。
場所
KFまちかどホール
国立市富士見台1−7−1 富士見台団地1号棟1階
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042-573-1141
JR南武線谷保駅より徒歩3分
[ JR中央線新宿→JR南武線立川→谷保:約40分 ]
[ 京王線新宿→JR南武線分倍河原→谷保:約35分 ]
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舞台監督/大石郁実
照明/松本永(光円錐)
美術/岩田和明
衣装/本村渚
小道具/佐藤愛(自由創作師)
宣伝美術/高田香織
Web製作/木村友彦
制作/金有那(早稲田大学劇団木霊)
協力/PIC 、早稲田大学劇団木霊
共催/NPO法人 くにたち富士見台人間環境キーステーション
企画・製作/NICK-PRODUCE
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